ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「みんなで仲良くなれたことだし、最初のケーキをいただきましょうよ」

 王妃が「あのね、サラサちゃん。あなたのためにエリナが、新しいデザートを考えてくれたのよ」と茶目っ気たっぷりにウインクした。

「マヌルネコのお姉さんがお嫁に来てくれると聞いて、エリナは本当に喜んで楽しみにしていたの。それで、婚約記念にケーキの作り方を教えてくれてね。なんと、王都で有名なケーキ屋さんで売り出すことが決定しました! 拍手ーっ!」

 ノリの良い大人たちが「わあああああーっ!」と盛り上がる拍手をした。
 真面目そうな黒豹の宰相や厳格で怖いと評判だったギルバート前国王までもがノリノリの高テンションなので、サラサ姫は「ええっ!」と愛らしいまん丸な目をさらにまん丸にして驚き、そして楽しそうに笑いながら「わあああああーっ!」と拍手に加わった。

 エリナも小さな手でパチパチと拍手をして「ロールケーキっていう美味しいデザートで人気のお店なのにゃん。メルダさんはケーキ作りの天才なのにゃんよ。王都にはたくさんの美味しいお店があるから、お姉ちゃんを連れて行きたいにゃあ」と言った。

「スカイヴェン国には、見どころがたっくさんあるのね! ワクワクする素敵な国だわ、ここで暮らすのがとても楽しみよ」

 姫君がこの国を好きになってくれたようなので、フランセスも他の皆もとても嬉しく思った。
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