ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「わたしの好物ということで、よだれ鷄の唐辛子ネギソースかけのレシピを用意してきたわ。それからふわふわパンのレシピもね」

「それは美味しそうにゃん! キルスギール国では辛い食べ物が人気なのにゃん?」

「ええ、子どもにも食べられる、辛すぎなくて風味がいい唐辛子があるのよ。それを使った料理はとても人気があるの。乾燥したものを持ってきたから使ってみてね」

「そんな唐辛子があるにゃんね。早く作ってみたいにゃ」

「……たぶん、子猫ちゃんの口に合うと思うわ」

 その時、サラサ姫の笑顔がほんの少しだけ曇ったのを子猫は見逃さなかった。だが、『なにか心配ごとがあるのかな?』と思いながらも、その場ではあえて触れずにいる。

「そうしたら、この後リックルさんと作ってみたいにゃ。夕飯に間に合うように作るから、上手にできたかどうか、お姉ちゃんも味を見てね」

「もちろんよ」




 その後、お茶会の話題は最近のキルスギール国の状況の話になった。コレットが言っていたように、砂漠の拡大が問題になっていて、それを防ぐためにスカイヴェン国の魔物の森で採れる魔石が必要とされているのだ。

「氷属性の魔石をお譲りいただけて、とても助かっていますわ」

 エリナは『そういえば、魔石が必要でアイスドラゴンを倒しに行ったってミメット姉さんが話していた気がするにゃ。大きな氷の魔石は冷凍冷蔵馬車に使われているけれど、その一部はキルスギール国に行っていたにゃんね』と、アイスドラゴンとの戦いで風邪を引いてしまったミメットを思い出した。
 
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