ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 国王夫妻と宰相も席についたので、サラダとよだれ鶏が前菜として登場し、ディナーが始まった。

「ふむ、これがキルスギール国の料理か」

 セガルス国王が鶏を口に入れた。そして「ふわっと柔らかい! それに、このタレがとても美味しい」

 王妃も「脂の少ない鶏肉に、コクのあるタレがとても合っていて美味しいわ。いくらでも食べられそうよ」と満足そうに頷いた。どうやらスカイヴェン国民にも受け入れられる、美味しい料理のようだ。
 サラサ姫は「ありがとうございます、美味しいと言っていただけてほっとしました」と言って、自分も料理を口にする。

「とても美味しくできているわ。暑い日も多いキルスギール国では、夏場にはこのようなさっぱりした料理が好まれるのです」

 歯の弱ったギルバート前国王も「これならわしでも山盛り食べられそうじゃ」とあっという間に平らげた。

 好評で笑顔を見せたサラサ姫の表情を見て、エリナだけは引っかかるものを感じていた。

(なんだろう……美味しいけれど、これじゃない感があるみたいな……あっ。フランお兄ちゃんがほんの少しだけ首を傾げたにゃん。お兄ちゃんはこの料理をキルスギール国で食べたことがあるのかな?)

< 159 / 201 >

この作品をシェア

pagetop