ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 食べやすく切られたヒレカツは、ギルバートの気持ちもつかんでいた。

「肉を食べる満足感がすごい。この料理、とても気に入ったぞ」

 もちろん、他の皆も塩だけで食べるシンプルだが力強い肉料理の魅力にハマっている。特に若い狼であるルディとフランセスは、お代わりが欲しい気持ちが抑えられずにちらりとリックルを見た。
 マヌルネコのサラサ姫も「美味しいわ! 揚げてあるけれど脂っこくなくて、とても完成された味よ」と感嘆した。

「外側のサクサクした部分がいいわ。よくこんな料理を思いついたわね」

「もちろん、エリナさんが考えた調理法です」

 サラサ姫は「もう、なんて言ったらいいのかわからないわ。エリナちゃんは猫族の誇りね」と言って、子猫を優しく見た。



 食後のデザートは、バラのジャムをかけたアイスクリームだ。これにはサラサ姫もびっくりで「アイスクリーム……口の中で溶ける、甘くて冷たい、夢のようなお菓子だわ。こんな美味しいものがあるなんて」と頬をおさえた。

「このバラのジャムは、王妃様が作ったものなのにゃんよ」

「とてもいい香りがするでしょう? お茶に入れて飲むことが多いけれど、こうしてアイスクリームにかけると素晴らしいデザートになるの。瓶に詰めてあるから、長持ちするわ。お国に帰る時に持って行ってちょうだいね」

「ありがとうございます、王妃様!」

「もちろん、アイスクリームのレシピもお土産につけるにゃんよ」

 国の家族や友人に食べさせることができそうだとわかり、サラサ姫はとても嬉しそうだった。
< 161 / 201 >

この作品をシェア

pagetop