ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「もしもしユー様、エリナですけど……聞こえますか?」

「はーい、ばっちり聞こえてるよー。どうしたの?」

「あのですね、教えて欲しいことがあるにゃん。そんな、たいした用事じゃないので申し訳ないんにゃけど……」

「なにを言ってるの! エリナちゃんが気軽に連絡してくれたら、わたしは最高に嬉しいんだけど! もうね、なんでも聞いてよ」

 ウキウキしたユーディリシェイラミアムスの返事を耳にしたコレットが、頭の若芽を揺らしながら『ほらね?』という表情でエリナを見た。
 安心したエリナは、サラサ姫がスカイヴェン国にやって来ていることや、婚約の話、そしてパクチーを料理に使いたいことをユーディリシェイラミアムスに話した。

「なるほどね、キルスギール国の子がそっちに行ってるのかあ。あの国は半砂漠地帯が多くてね、もうちょっと緑が増えた方が暮らしやすくなるから、気にかけているんだよ。うん、パクチーはその辺にたくさん生えているから、わたしが持っていくよ」

「にゃっ? それはすっごく嬉しいけれど、お願いしてもいいにゃん?」

「はい、喜んで! わたしはスカイヴェン国の王宮に植えてある世界樹のところまでひとっ飛びで行けちゃうんだからね。こういう時のために植えてもらったんだよ。それじゃあ、摘みたてのパクチーと種を持っていくから……よだれ鷄、食べさせてね?」

 ブローチの向こうから、むふむふ笑う守護妖精の声が聞こえる。

 コレットが「ああもう、ユー様ったら食いしん坊過ぎますぅ! 隙があれば美味しいものを食べようとして。エリナちゃん、申し訳ないですぅ」と謝った。
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