ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 料理人たちが同時に作ったので、肉まんが大量に出来上がった。全員に行き渡る安心の分量だ。ルディは「先に味見ができるのが、料理人と味見隊長の醍醐味だな」と言いながら激しく尻尾を振った。

「さあ、蒸したてを味見するにゃんね」

 あっつあつの肉まんはお皿に乗せられて全員に配られた。皆は火傷しないように注意しながらふたつに割る。ふわっと蒸気が上がると同時に、芳しい香りが広がった。

「洋がらし……ええと、マスタードをつけると美味しいにゃん。まずはこのまま、いただくにゃんよ」

 味見隊長が先陣を切り口々に「ありがたき糧を!」と感謝の言葉を唱えると、肉まんにかぶりつく。そして全員が「あちあち」と熱い肉まんと戦った。火傷の危険があるのに食いつかずにはいかない、それが肉まんが持つ魔性とも言える魅力なのだ。
 猫舌のはずのエリナも果敢に肉まんに立ち向かい、その美味しさにほわっと顔を崩させる。

「美味しいにゃ、肉まん、美味しいにゃ、んにゃんにゃんにゃんにゃ」
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