ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「リスさんのお名前は、ステラさんだったにゃんね」

「はい。わたしはステラ・ミルキーウォークと申します」

「ありがとうにゃ。わたしの名は子猫のエリナ。そしてわたしの真の名は、フェアリナ」

「真の名……?」

 いつもにこやかで冷静で頼りになるリスの侍女は、思わず「ええっ?」と声をあげて身体をふらつかせた。王宮に勤める彼女は『フェアリナ』と呼ばれる不思議な猫の噂を耳にしていたのだ。

(白い耳に白い尻尾を持つ、フェアリナという美しい少女。彼女は伝説の妖精猫であり、この国を守るためにやって来た守護妖精だって聞いたわ。正体不明の猫だから、誰も詳しいことがわからないって……)

 エリナはワンピースを脱ぐと胸にかけたペンダントを握って唱えた。

「我が名はフェアリナ」
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