ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「なんの冗談……なのかしら?」

「いいえ、冗談ではありません。実はわたしはケット・シーなんです。ちょっと事情があって、育っている途中なので、この姿ではあまり長い時間はいられないんです。だから普段は子猫の姿で料理人として働いているんですよ」

 サラサ姫は目をぱちくりさせて、もう一度「え?」と言った。

「それでですね、わたしはこの国の守護妖精なんです。お姉ちゃんに渡した魔石はわたしがルディさんと力を合わせて倒した、三つも頭があるアイスドラゴンのものなんです。ルディさんがわたしにくれたので、わたしがお姉ちゃんにあげても問題ないんです。だから、婚約祝いにもらってくださいね!」

「ま、待って、情報量が多くて混乱してしまうわ」

 サラサ姫は「エリナちゃんが大きくなって守護妖精になったので、頭が三つあるドラゴンを……倒した、ですって? ドラゴンを?」と、手の中の魔石に向かってぶつぶつ呟いた。

「……いいえ、その話には無理があるわ! あなたのような可愛い猫がドラゴンを倒したなんて。そうだわ、カルディフェン殿下はフェンリルだから、殿下が倒して魔石をくれたとか? そうしたら、やっぱりもらうわけには……いかないと思うのよ?」

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