ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
すると、ルディが腕組みをして「むふうん!」と言った。
「エリナの腕をみくびらない方がいいぞ? そのお転婆ケット・シーは、戦闘用肉叩きというとんでもない凶悪な武器を手にしてバッタバッタと迫り来る魔物の群れを倒し、挙げ句にアイスドラゴンをボッコボコにして、それはもう酷い有様というか、無惨というか、少々ドラゴンに同情してしまうほど容赦なく殴って、まったくの無傷で奴を魔石に変えてしまったのだ!」
「ルディさん、言い方! それに、ルディさんも殴ってたじゃないですか……ボコボコにしたのはわたしだけじゃないもん……本当にゃん……」
顔を赤くして、指をもじもじさせながら白猫が言ったので、一同は『あ……』と察したのであった。
「まあ、そんなわけなので……サラサお姉ちゃん、その魔石を遠慮なくもらってくれると嬉しいです」
「でも、エリナちゃん」
「それを使えば、たくさんの人が幸せになれるでしょう? だから……」
サラサ姫が白猫少女の瞳を見つめる。彼女はそこに怯えの色があることに気づいた。
(指先も震えているわ。もしかすると、エリナちゃんは自分が守護妖精であることを隠したかったのかしら? ううん、まさかね)
サラサ姫にしたら、守護妖精はとても偉大な存在であるし、その正体を隠す必要など思い当たらなかった。
「あの……怒っていますか?」
白猫がそんなことを言い出したので、サラサ姫は「え? なにを?」と問い返した。
「わたしがただの子猫じゃないことを隠して、騙すようにして、お姉ちゃんと仲良くなろうとしたから、です」
その言葉を聞いて、サラサ姫は理解した。
(この子は、ただの子猫ではないことを知られたら、わたしに嫌われると勘違いしていたのね。それでも、魔石を受け取ってもらうために、恐怖に耐えてこの姿を見せてくれたんだわ)
「エリナの腕をみくびらない方がいいぞ? そのお転婆ケット・シーは、戦闘用肉叩きというとんでもない凶悪な武器を手にしてバッタバッタと迫り来る魔物の群れを倒し、挙げ句にアイスドラゴンをボッコボコにして、それはもう酷い有様というか、無惨というか、少々ドラゴンに同情してしまうほど容赦なく殴って、まったくの無傷で奴を魔石に変えてしまったのだ!」
「ルディさん、言い方! それに、ルディさんも殴ってたじゃないですか……ボコボコにしたのはわたしだけじゃないもん……本当にゃん……」
顔を赤くして、指をもじもじさせながら白猫が言ったので、一同は『あ……』と察したのであった。
「まあ、そんなわけなので……サラサお姉ちゃん、その魔石を遠慮なくもらってくれると嬉しいです」
「でも、エリナちゃん」
「それを使えば、たくさんの人が幸せになれるでしょう? だから……」
サラサ姫が白猫少女の瞳を見つめる。彼女はそこに怯えの色があることに気づいた。
(指先も震えているわ。もしかすると、エリナちゃんは自分が守護妖精であることを隠したかったのかしら? ううん、まさかね)
サラサ姫にしたら、守護妖精はとても偉大な存在であるし、その正体を隠す必要など思い当たらなかった。
「あの……怒っていますか?」
白猫がそんなことを言い出したので、サラサ姫は「え? なにを?」と問い返した。
「わたしがただの子猫じゃないことを隠して、騙すようにして、お姉ちゃんと仲良くなろうとしたから、です」
その言葉を聞いて、サラサ姫は理解した。
(この子は、ただの子猫ではないことを知られたら、わたしに嫌われると勘違いしていたのね。それでも、魔石を受け取ってもらうために、恐怖に耐えてこの姿を見せてくれたんだわ)