ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「今日は可愛いワンピースじゃ駄目にゃんね」

 エリナはチェストの中から、活動的なブラウスとパンツを出した。

 彼女はフェアリナの姿になった時には、ミメットのおさがりのブーツと、自分には合わなかったという服を貰って着ている。
 それらは兄のギギリクが妹のために買ってきたものなのだが、彼はお酒が入るとミメットに対して乙女チック補正がかかってしまうようで、過剰なほどのフリルやギャザーやリボンや刺繍や、キラキラ光る飾りボタンがふんだんに使われた、非常にファンシーな服を選択してしまう癖があった。
 
 いくら兄の心遣いでも、シンプルかつ動きやすい服を愛用する冒険者である本人が「に、兄さん、これをあたしに? どこに着て行けと? 兄さんの頭の中にはどんな猫がいるんだい」と全力で引いてしまうようなデザインで、どうしようもなくてタンスの肥やしとなっていたのだが、これらを貰ったエリナは大喜びだ。

 「お姫様みたいで可愛い! こんなデザインの服、日本にもあったよね。ロリータファッションっていうんだっけ? ゴスロリ? 甘ロリ? 姫ロリ? とにかくkawaii!」

 真っ白なロングストレートへアに、白い耳と白い尻尾の美少女には、それらの服がぴったりマッチしていたのだ。
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