ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「ピーターさん、どうしましたか?」

 フェアリナに不思議そうに尋ねられた鹿の青年は、顔を真っ赤にした。

「すっ、すみません! スカイヴェン国に守護妖精が来てくれたのがものすごく嬉しくて! ルディ隊長はフェンリルだから、いつか守護妖精になってくれるかなって期待をしていたんですけど、王都警備隊長のお仕事で忙しく活躍しているし、百年後とか、もう僕がこの世にさようならしてからの話になるかなって思っていました。そうしたら、フェアリナさんとルディ隊長が、守護妖精になってくれるって聞いて、僕、なんだかもう嬉しくて嬉しくて、いっぱいになってしまいました!」

 国に守護妖精がいると、安心感が爆上がりだし、心も自然と浮き立ってくる。守護妖精の存在はとても大きなものなのだ。

「そんなに喜んでもらえるなんて……」

 フェアリナとルディは顔を見合わせた。

「ピーターさん、任せてください! 新米守護妖精ですけどユーディリシェイラミアムス様やフーラアヌ様が手助けしてくれますし、しっかりと皆さんの幸せをお守りしていきますからね」

「ああ、そうだ。実は隊長職は別の者に引き継ぎが始まっている。これからは本腰を入れて守護妖精の仕事に取り組んでいく所存である」

 鹿のピーターが涙目になりながら笑って「ルディ隊長、所信表明が固いです! さすがは隊長ですけどね」というと、フェアリナも「本当に、ルディさんらしいですね。でも、そこがいいんです」と一緒に笑った。
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