ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「第二ゲートはこちらです!」

 ピーターが先導して三人は森を走り、冒険者たちが戦闘している第二ゲートの前に着いた。ふたつ目の歪みからは、冷気だけではなく凍りついた魔物が現れて、十人ほどの冒険者たちに討伐されていた。

「あっ、ピーターさんにルディ隊長!」

 フェンリルは冒険者たちに頷いて「うむ、ご苦労」とねぎらった。そして、前脚でさっそく魔物たちを引っ叩いて消滅させている。

「さすがですね、来てくださってありがとうございます! でも、そちらの猫のお嬢さんは安全な場所に下がってください」

「ここは一般の人が来るには危険すぎるわ、あっちの木陰に安全地帯があるから連れていってあげる」

 女性の冒険者がフェアリナを誘導しようとしたが、白猫は「ありがとう、でも大丈夫ですよ。この程度なら一撃で倒せますし」と言って、肉球肉叩きを振るった。そして、次々と魔石に変えていく。

「あらま……見かけないけれど、あなたは凄腕の冒険者だったのね。お見それしました」

 トカゲの尾を持つ女性冒険者はフェアリナにウインクすると、魔物退治に戻っていった。

< 54 / 201 >

この作品をシェア

pagetop