ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「この要石は誰が……えっ、なに?」

 不意にフェアリナが辺りを見回したので、フェンリルは「どうかしたか?」と尋ねる。

「今、呼び声のようなものが聞こえませんでしたか?」

「いや、俺にはなにも聞こえなかったが……」

 フェンリルは耳がとても良い。フェアリナに聞こえたのに自分に聞こえないとはおかしな話だな、と思う。

「それじゃあ、きっとわたしの気のせいです」

 フェアリナはもう一度要石に触れた。

「んんっ? この感じ……これも気のせいかな」

 一瞬、とても懐かしい匂いを感じた気がしたのだ。
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