ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
『フーっちから来たのと一緒にわたしの妖精の力を送るから、フェアリナは受け取って要石に流してね。君は妖精の修行をして力の扱いが上手いから……ルディもちゃんと練習しておくんだよ。今はフェアリナをフォローして、力は温存しておくようにね」

 フェンリルは首をすくめて「りょ、了解した」と返事をする。彼は王都警備隊長の仕事をしてきたので、荒事には強いが妖精の力の扱いはさほど巧みではないのだ。
 
 一方、クー・シーからマンツーマンで特訓を受けたフェアリナは、新米妖精ながら器用に妖精の力を扱えるほど上達していた。

 彼は『俺もクー・シー殿に頼んで稽古をつけてもらった方がいいかもしれんな。フェアリナの足を引っ張るわけにはいかないのだ』と心の中で決意した。

「それではお願いします」

 フェアリナは両手のひらを要石に当てた。ブローチから金色の光が溢れてフェアリナの身体を包み込み、腕から手を通って要石に吸い込まれていく。

「かなりの量が入るな」

 ルディは「これほどの力で抑えなければならなかったのだから、ここは元々、大きなダンジョンだったのだろう。早く対処できて本当に良かったな」と言いながら、フェアリナを見守った。
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