ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「俺は後始末と報告をしてくるから、エリナの面倒は頼む」

「任せなよ」

 フェンリルは再び妖精の粉をまとってミメットを「なるほど、見事に見えなくなるね」と感心させてから、外に飛び出して再び魔物の森に向かった。

 魔物の森を駆け抜けて、第二ゲートをくぐったあたりで妖精の粉の効果を消すと、フェンリルは何食わぬ顔でピーターたちの前に現れて「もう大丈夫だ、大物を倒してダンジョンの調整をしてきたからな」と声をかけた。

「ルディ隊長! よかった、ご無事でしたか……おや、フェアリナ様はどちらですか?」

「うむ、彼女はひと足先に妖精の住処に戻ったのだ」

「そうですが……」

 鹿は残念そうな顔をした。
 冒険者たちも残念そうな顔をした。

「可愛くて素敵な守護妖精様と、お近づきになりたかったのになあ」

 女性の冒険者も残念そうな顔をした。
 みんな、守護妖精のことが大好きなのだ。

「またそのうち会う機会もあるだろう」

「そうですね。ルディ隊長、このたびはありがとうございました。この森はダンジョンだったんですか?」

 フェンリルは頷いた。

「昔から魔物の森として馴染んでいたが、実はダンジョンだったのだ。だが、それはつまり守護妖精がコントロールできるということ。安全に気をつけて、これからも魔物狩りをしてもらいたい。ピーター、管理の方をよろしく頼むぞ」

「はい、ルディ隊長! 精一杯がんばります!」

 よろしくと言われたピーターは、嬉しそうに胸を張る。頼れる隊長であり、守護妖精でもあるルディのことも、もちろん昔から大好きなのだ。
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