ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 というわけで、魔物の森の騒動は解決した。フェンリルはそのまま王都の空に駆け上がると、今度は王宮目指して走り、自分の部屋に入ると人化した。私室に直行したのは服を着なければならないからだ。

「今日は、警備隊には申し訳ないが、守護妖精としての任務を優先させてもらおう」

 彼は私服に着替えると、部屋のベルを鳴らして王都警備隊本部への使いを頼んだ。こういう時のために、熊のアルデルンを次期隊長として鍛えてあるので安心して任せることができる。

 彼は国王の執務室に向かうと「父上、至急の報告がある」と声をかけ、人払いをしてもらった。

「解決済みの事案だが、王都を騒がせたことなので早く報告を行いたいのだ。宰相も呼んで欲しい。先ほどの異常な気温の低下に関することだが……」

「おお、あれか! 何事が起きたのかと思ったが、カルディフェンが解決してくれたのだな」

「正しくは、俺とエリナが……いや、ほぼエリナが、かな?」

 白猫の奮闘ぶりを思い出して、ルディは言った。

「彼女は妖精の先輩クー・シー殿から特訓を受けているからな。妖精の力の扱いに長けているのだ」

「なんと頼りになる子猫なのだ! あんなに可愛いのに! すごい守護妖精だな!」

「それに関しては俺も同意見だ!」

 ふたりの狼は頷きあった。

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