ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「守護妖精関連はカルディフェンとエリナに任せて良いだろうか? こちらでは、魔物の森に関する書物や、伝承に詳しい者に調査をする」

「了解した」

 ルディが部屋を出ようとすると「あっ、もうひとつ話がある」と引き止められた。

「実は、遠い国より近々客人が訪れるのだが……」

「客人だと?」

 ルディは、王都警備隊長と守護妖精とふたつの仕事に就いているため、王族としての業務はあまり受けていない。そのため、怪訝な表情で父の国王を見た。

「俺たちには関係が……守護妖精絡みの客人か?」

「いや、違う」

「もしや、食にうるさい人物なのか? それでエリナに新たな料理を作らせようと……いや、それは駄目だ! 今でも精一杯なのだからな。今日もがんばりすぎてしまい、休息をとらせているところなのだ。これ以上うちの子猫に負担を強いるような真似をするのなら、たとえ父上でも……」

 ルディが牙を剥き出しにして、恐ろしいうなり声をあげ始めたので、セガルスは「違う違う違うからな! 幼い子猫に無理をさせるはずがないだろう! あんなにも可愛くて可愛くて可愛くてちっちゃな子猫なのだからな、遊ばせるならともかく働かせるなどとんでもないことだぞ!」と必死に息子をなだめた。
 過保護なお父さん狼ほど恐ろしい生き物はないのである。

「……うむ。エリナの可愛さを理解しているようで、安心した」

 ルディはそう言って、むふんと鼻を鳴らした。
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