ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 ミメットは盛大なくしゃみをすると、「うう、身体がおかしいよ」とうめいた。
 獣人は、特にミメットのような戦闘向きな獣人は荒事が得意だし、負傷の痛みにはめっぽう強い。
 だが、病気となると勝手が違うようだ。熱で赤くなった顔に涙目といった姿で「風邪ってこんなに大変だっけ? そうだ、こんなもんが小さなエリナにうつったら大変だよ」と立ち上がる。
 そして素早く店の端に移動しようとしてコケてしまい、病気知らずのドリュアドに「しっかりしてなのですぅ」と支えられた。

「ミメットさん、絶対におとなしく寝ていた方がいいですぅ。お店はわたしたちにお任せなのですぅ」

「わたしもそう思うにゃん! 姉さん、治るまではゆっくり休んでいてください!」

「うむ、俺もそう思うぞ」

 三人に言われてしまい、ミメットは「うん、あたしもそんな気がするわ。悪いけど、あとのことは任せるよ」と言って立ち上がると、「風邪をひくのは、確か人生で三度目くらいだったと思うけど、こりゃあなんとも辛いもんだよね……」とふらふらした足取りで自分の部屋に引っ込んでいった。
< 8 / 201 >

この作品をシェア

pagetop