ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「とにかく、人柄もよく素晴らしいお嬢さんとのことで、ぜひとも正式に婚約を進めたいと考えている」

「それはめでたい話だ」

 ルディは少し考えてから「それで、そのお嬢さんに対して俺たちはどう振る舞えばいいのだ? 正式に婚約をする前に、俺たちが守護妖精であることを教えるのはいかがなものかと思うのだが」

「うむ……」

 忙しそうに、魔物の森に関する調査の手配をしていた宰相のガーダントが、ふたりに言った。

「そうですね、婚約するまでは伏せておきましょう。キルスギール国には守護妖精がいないと聞いています。姫がこの国を訪問するのは初めてのことですし、混乱させてはいけません。でも」

 宰相は笑顔で言った。

「我が国にこんなに可愛い子猫の料理人がいることを伝えるのは、とても良いことだと思います。エリナちゃんを見たら、姫の緊張も解けると思いますよ」

「確かにそうだな。見知らぬ国に来て戸惑うマヌルネコのお嬢さんも、うちのふわっふわな白い子猫を見たらメロメロになること請け合いだ」

「スカイヴェン国への印象も、きっとものすごく良くなりますよ! なにしろ、ものすごく可愛いですからね!」

「うむ、宰相もわかっているな」

 結論として、子猫の可愛さはすべてを解決する、ということになった。
 それでいいのかスカイヴェン。
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