ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 青弓亭の入り口のドアがノックされたので、エリナが出た。

「やっぱりルディさんにゃん」

「おお、お昼寝から目覚めたか」

 狼隊長(今は私服だが)は子猫を抱き上げると、「だが、どうしてやっぱりなのだ?」と尋ねた。

「これからスタミナ炒めを作って試食するところにゃんよ。ルディさんは、美味しいものの試食をするときには高確率で現れるにゃん」

「ふっ」

 ルディがクールに笑ってから「俺を幸運のフェンリルと呼んでくれ」と言ったので、皆は思わず吹き出した。

「真面目なやつが冗談を言うと、余計におかしいよ!」

 ミメットにバンバン背中を叩かれたので、ルディは「そこまでうけると思わなかったな」と嬉しそうな顔をした。

「エリナがやってきてから、ルディはいい感じに変わったじゃないか。肩の力が抜けて、以前よりもずっと楽しそうだよ」

「そうか。ということは、エリナは幸運の白い猫だな」

「うにゃ?」

 ルディに抱っこされたエリナが自分を指さして首を傾げたので、皆はまた大笑いをしたのであった。
< 85 / 164 >

この作品をシェア

pagetop