【中編】激甘すぎる婚前同居。 〜訳アリ令嬢は染織家の盲愛に気づかない〜




「えっ」

「穂貴さんの子です」


穂貴さんが私の頰を優しく包み、涙を拭ってくれる。穂貴さんの唇が私の唇に重なり、優しく、深く、喜びのキスを繰り返す。涙が混じり、息が絡み合った。


「ありがとう、美宙ちゃん。俺、こんなに幸せでいいのかな……美宙と、俺たちの子と、永遠に一緒にいられるなんて……君が俺にくれた、最高の贈り物だ」  


 穂貴さんの声が震えていて、胸が熱くなって、涙が止まらない。穂貴さんの言葉が、心に深く刻まれ、家族の未来を想像して喜びが膨らむ。穂貴さんが私を抱き上げ、ベッドに優しく横たえる。穂貴さんの手がお腹に優しく置かれ、耳元で囁く。


「絶対に守るよ。美宙も、この子も……俺のすべてで、永遠に愛し続ける」  


 穂貴さんの唇が私の唇に、首筋に、お腹に、優しくキスを落とす。穂貴さんの手が私の体を愛おしむように撫で、肌を優しく愛撫する。あの触れ方が、私の体を目覚めさせ、心の奥で穂貴さんへの信頼が深まる。



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