【中編】激甘すぎる婚前同居。 〜訳アリ令嬢は染織家の盲愛に気づかない〜
「穂貴さん……ありがとう。私、両親の分まで、幸せになる。穂貴さんと、一緒に」
「うん、一緒にね。俺がずっと守るよ。君の過去も、未来も、全部」
穂貴さんの言葉に、心が満ちる。過去の事故が、私をここに導いた運命だったのかもしれない。この人が、私の側にいてくれる限り、どんな痛みも乗り越えられる。
胸の奥で、静かにそう思った。穂貴さんの唇が優しく重なる。彼からの愛が、すべてを癒してくれているのを感じていた。