【中編】激甘すぎる婚前同居。 〜訳アリ令嬢は染織家の盲愛に気づかない〜



「美宙ちゃん……愛してる」


 その言葉に、心が満ちて、涙が喜びの涙に変わる。穂貴さんの動きに合わせて体が震えた。

 頂点に達する瞬間、穂貴さんの名前を愛を込めて呼ぶ。穂貴さんも私を抱きしめながら達し、二人の息が重なる。
 終わった後、穂貴さんの胸に寄りかかり、記憶の欠片が優しく胸に収まるのを感じる。痛みはもう怖くない。穂貴さんの愛が、私のすべてを癒してくれた。穂貴さんの温もりに包まれ、胸がきゅんとして、幸せで胸がいっぱいになる。



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