不仲の同期が、私の婚活を邪魔しにきた件について!
聞くところによると、新は私に電話を切られたあと、私が婚活パーティに行くと聞いて、本日都内で開催予定の婚活事業について調べたらしい。
しかし、本日はクリスマス。こういったイベントは多かったらしい。
だが、途中、私が向坂インターナショナルに友達が勤務していると言っていたことを思いだし、今日のイベントにたどり着いたようだ。
そこから急いで仕事を片付け、私を連れ戻すために、ここまでやって来たと言う。
そして、入り口にいた美希に熱心に理由を話したところ、はじめは驚いていたものの、すぐに快く入れてもらえたのだと続けた。
おそらく美希のあの様子だと、新が私が話していた例の同期であると気づいたのだろう。内心ニヤニヤしているに違いない。
想定外だらけのことに、私は思わず目を見開いた。
――とはいえだ。ここまでたどり着いた理由はわかった。たが、そもそもの話だ。
「でも、なんで、新が私の婚活を止めるの? 意味がわからないよ」