夫のいない間に
さて。
洗濯物も干したし、支度して仕事に行くか。
二階の寝室に向かう途中、

「……ん?」

ダイニングテーブルに残るお弁当を見て目を疑った。

一つは私ので、あとの二つは息子と娘のだった。まさか、理名まで置いて行くとは。

「……もぅ……」

呆れとちょっぴり悲しみ。
始めっから要らないって言えば良いのに。

「当分、私のご飯はこれだ」

軽く溜め息をついて、お弁当を二つ、冷蔵庫に入れた。






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