一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
 客に応えられるようになると、社内での評価も上がる。
 
 次に俺は法人営業の方へと回され、仕事が取れれば取れるだけ、抱える雑務が膨大になった。
 
 うまくこなしてるつもりでも、残業や休日出勤が増えてしまった。
 

「最近、浩司と全然一緒に居られない。私と仕事、どっちが大事なの?」
 
 あの頃は、 学生時代から付き合ってた彼女に、良く転職をすすめられたっけ。


 彼女の名前は、倫子(りんこ)といった。

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