一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
「……何で桑崎さんだけ?」
隣に並んでいた蛯原さんが不満そうな顔をしている。
「あ、きっとスタッフ皆さんでどうぞって事だと思います」
お客様からドライバーや添乗員に差し入れがあるのは珍しくない。
「……そうかなぁ? あの子、桑崎さんだけを見てたけど」
「気のせいですよ、後で頂きましょう」
気になっても絶対にその素振りは見せない。
器用じゃない分、仕事中は仕事だけに専念しないと……。
隣に並んでいた蛯原さんが不満そうな顔をしている。
「あ、きっとスタッフ皆さんでどうぞって事だと思います」
お客様からドライバーや添乗員に差し入れがあるのは珍しくない。
「……そうかなぁ? あの子、桑崎さんだけを見てたけど」
「気のせいですよ、後で頂きましょう」
気になっても絶対にその素振りは見せない。
器用じゃない分、仕事中は仕事だけに専念しないと……。