一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
が、そんなこと、蛯原さんに話せるわけがない。
「怪談で盛り上がった仲だから、旅が終わるのが寂しいだけ………」
呟くように私が言うと、
「旅って言っても、私達は仕事だからねぇ。私なんか明後日から関東よ? 」
案外、切り替えが出来ている蛯原さんに背中を軽く叩かれた。
「それが終わったらコンサートが待ってるし! 桑崎さんも仕事以外で楽しむ趣味持っておいた方がいいわよ! 好きなようにお金も時間も使えるのが独身の醍醐味じゃない」
″趣味 ″か。
「…そうね……」
だから三宅くんに狙われたのか。
独身で年上で、無趣味で、お金のサポートをしてくれそうって………。
考えたら、やるせなくなる。
「怪談で盛り上がった仲だから、旅が終わるのが寂しいだけ………」
呟くように私が言うと、
「旅って言っても、私達は仕事だからねぇ。私なんか明後日から関東よ? 」
案外、切り替えが出来ている蛯原さんに背中を軽く叩かれた。
「それが終わったらコンサートが待ってるし! 桑崎さんも仕事以外で楽しむ趣味持っておいた方がいいわよ! 好きなようにお金も時間も使えるのが独身の醍醐味じゃない」
″趣味 ″か。
「…そうね……」
だから三宅くんに狙われたのか。
独身で年上で、無趣味で、お金のサポートをしてくれそうって………。
考えたら、やるせなくなる。