一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
まさか、こんな私でも女扱いされようとは。
せめてこの南条さんにツレがいたらいいのだけど、この人はお一人様での常連。
他のお客様はドン引きして見てるだけ。
「時間をおすと、宴会の時間がズレてしまいますので、どうぞお戻りください」
立ち上がり、南条さんの横から離れようとしたら、
「何だよ、俺の隣がそんなに嫌なのかよ?」
手首をガッツリと握られ、直ぐに腕を引こうにも力が強く無理だった。
これだけしつこいと流石に笑顔も消える。
「あのー、お客様、随分と酔われてるようですね、常温ですが良かったら、これどうぞ」
見かねた蛯原さんが、常備しておいた水を持って助け船を出してくれた。
「あ? 酔ってなんかねぇーよーだ」
南条さんは、舌をベッと見せておどけて見せた。
全然可愛くないし、嫌悪感を抱いたのは蛯原さんも同じのよう。
「いえ、かなり息がいい感じです。このまま温泉に浸かると心臓にも負担をかけますし、お水を飲んで夜の宴会に備えられたらどうですか?」
せめてこの南条さんにツレがいたらいいのだけど、この人はお一人様での常連。
他のお客様はドン引きして見てるだけ。
「時間をおすと、宴会の時間がズレてしまいますので、どうぞお戻りください」
立ち上がり、南条さんの横から離れようとしたら、
「何だよ、俺の隣がそんなに嫌なのかよ?」
手首をガッツリと握られ、直ぐに腕を引こうにも力が強く無理だった。
これだけしつこいと流石に笑顔も消える。
「あのー、お客様、随分と酔われてるようですね、常温ですが良かったら、これどうぞ」
見かねた蛯原さんが、常備しておいた水を持って助け船を出してくれた。
「あ? 酔ってなんかねぇーよーだ」
南条さんは、舌をベッと見せておどけて見せた。
全然可愛くないし、嫌悪感を抱いたのは蛯原さんも同じのよう。
「いえ、かなり息がいい感じです。このまま温泉に浸かると心臓にも負担をかけますし、お水を飲んで夜の宴会に備えられたらどうですか?」