一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
″イケメンがトラブルに巻き込まれるのを防いだ ″
昨夜、ハッキリとそれが分かった。
「あんたは寝れたのか?」
「え?」
それなのに。
「寝れたんだろうな、顔にシーツのシワの痕がついてる」
「えっ?!」
「冗談だよ」
こうやって、たまに自然で綺麗な笑顔を見せるから、その事を忘れちゃうじゃないの。
先にレストランを出ていく岡田を見ていると、蛯原さんが、私をつついてきた。
「昨夜、何か、あったの?」
たとえ、同じ乗務員であっても、木下さんのことを軽く口外しないところも、好感を持ってしまう。
「ううん、酔っぱらいが煩かっただけ」
木下さんのことは、報告書に ″酒癖がかなり酷い ″とだけ書いておこう。
このツアーの間は、お父様と良い思い出を作ってほしいから。
「桑崎さん、そんなに食べるの? 見かけによらないよね!」
蛯原さんが驚くほど、朝からご飯が進む。
だし巻き玉子に地鶏の燻製、鯖のみぞれ煮、ほうれん草の煮浸し、ワカメの味噌汁とビーンズサラダに、ヨーグルトのフルーツグラノーラのせ、そして、オレンジジュースに、ブレンド珈琲。
食材にこだわったバイキング各種料理は美味しかった。
「食べて、体力つけなきゃ」
今日も何が起こるかわからない。
ツアー二日目の始めの予定は霧島神宮の参拝だ。
昨夜、ハッキリとそれが分かった。
「あんたは寝れたのか?」
「え?」
それなのに。
「寝れたんだろうな、顔にシーツのシワの痕がついてる」
「えっ?!」
「冗談だよ」
こうやって、たまに自然で綺麗な笑顔を見せるから、その事を忘れちゃうじゃないの。
先にレストランを出ていく岡田を見ていると、蛯原さんが、私をつついてきた。
「昨夜、何か、あったの?」
たとえ、同じ乗務員であっても、木下さんのことを軽く口外しないところも、好感を持ってしまう。
「ううん、酔っぱらいが煩かっただけ」
木下さんのことは、報告書に ″酒癖がかなり酷い ″とだけ書いておこう。
このツアーの間は、お父様と良い思い出を作ってほしいから。
「桑崎さん、そんなに食べるの? 見かけによらないよね!」
蛯原さんが驚くほど、朝からご飯が進む。
だし巻き玉子に地鶏の燻製、鯖のみぞれ煮、ほうれん草の煮浸し、ワカメの味噌汁とビーンズサラダに、ヨーグルトのフルーツグラノーラのせ、そして、オレンジジュースに、ブレンド珈琲。
食材にこだわったバイキング各種料理は美味しかった。
「食べて、体力つけなきゃ」
今日も何が起こるかわからない。
ツアー二日目の始めの予定は霧島神宮の参拝だ。