バタフライ エフェクト
「えっ?」

「香菜子、生きてるじゃん!」

「でも、あの声は間違いなく香菜子だった!」

「確かに……」



そう呟いて、ハッとした。



(もしかして香菜子は……)



私は梨々愛の机に置いてある、あの蝶々のヘアピンを持った。




「紫!? どうするの!?」

「元寄のところへ行く!」

「……私も行く!!」
と、梨々愛はクローゼットの床に転がっていた凶器を手にした。



「なんで元寄のところへ行くの!? もう放っておきなよ!!」
と、芹香が泣いている。



「ちゃんと解決したいの!」

「紫!! 危ないって!!」
と、知穂が言う。



「私達が帰らなかったら、そのあとのことは頼んだからね!」

「いや、絶対に帰って来なよ!!」

「わかった!! 約束ね!!」



私は梨々愛とランドリールームに走って向かった。




ランドリールームは静寂に包まれていて、むしろそのことが不気味だった。



「元寄、お願い、出て来て!」
と、私は床に向かって叫ぶ。
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