ピリオド
食事会(心春side)
総司さんから食事会をすることを伝えられた。料理は両家持ち寄りだと伝えられたものの、私は朝早くからキッチンに立っている。ベッドに横になっていても最近眠れないから。
(どうせこのことを知ったら、お母さんは「ちゃんと豪勢な料理を用意しなさい」って言うだろうな)
貧相な料理を作る妻など恥。そう言われ続けてきた。だから、嫌でも手を抜くことは許されない。
「心春さん!こんな朝早くから準備しなくても……」
リビングにパジャマ姿で入ってきた総司さんが驚く。私は「総司さんはまだ寝ていてください」と言った。しかし、総司さんはエプロンをつけてパジャマの袖を捲る。
「僕も手伝います。何をすればいいですか?」
寝室に戻ってくれればいいのに。言葉が何も出てこない。私が黙り込んでいると、総司さんは私の目の前にあるレタスを切っていく。
「これはサラダ用でよかったですよね?」
総司さんは笑いかけてくる。私の心にズシンと重いものが乗り掛かった。
十二時ぴったりにインターホンが鳴る。私が行こうとすると、総司さんが「僕が行きます」と言って出て行ってしまった。ああ、やだな。心の中にまた傷が増える。何かを話す声が少しした後、リビングに総司さんと植村夫妻が入ってくる。
(どうせこのことを知ったら、お母さんは「ちゃんと豪勢な料理を用意しなさい」って言うだろうな)
貧相な料理を作る妻など恥。そう言われ続けてきた。だから、嫌でも手を抜くことは許されない。
「心春さん!こんな朝早くから準備しなくても……」
リビングにパジャマ姿で入ってきた総司さんが驚く。私は「総司さんはまだ寝ていてください」と言った。しかし、総司さんはエプロンをつけてパジャマの袖を捲る。
「僕も手伝います。何をすればいいですか?」
寝室に戻ってくれればいいのに。言葉が何も出てこない。私が黙り込んでいると、総司さんは私の目の前にあるレタスを切っていく。
「これはサラダ用でよかったですよね?」
総司さんは笑いかけてくる。私の心にズシンと重いものが乗り掛かった。
十二時ぴったりにインターホンが鳴る。私が行こうとすると、総司さんが「僕が行きます」と言って出て行ってしまった。ああ、やだな。心の中にまた傷が増える。何かを話す声が少しした後、リビングに総司さんと植村夫妻が入ってくる。