ピリオド
行きなさい(心春side)
食事会から数日後、総司さんが仕事に行った後に部屋の掃除をしているとインターホンが音を立てた。

「……はい」

ドアを開けて後悔する。目の前にいたのはお母さんだった。ブランド物の服を着て、ブランド物のバッグを手に立っている。

「お母さん、何か用?」

「ちょっと上がってもいいかしら?話があるのよ」

お母さんはリビングの椅子に勝手に座る。キッチンに立ってお茶を用意していると、お母さんの言葉が次々と飛んでくる。

「子どもできたの?」

「総司さんに迷惑かけてないでしょうね」

「あと三ヶ月で子どもができなかったら病院で検査しなさいよ」

好き勝手なことをペラペラ喋る。私の拳に力が入るのがわかった。子どもはできていないのは仕方ない。だって、私は総司さんとそういう行為をしたことがないんだから。

(総司さんとは手を繋いだことすらない。キスはあの結婚式の時だけ。孫を望んでるって、孫催促するのはお母さんとお父さんだけだし)

お義父さんとお義母さんはあまり連絡してこない。必要事項だけだ。この家に来たこともない。孫に関してはどう思っているのかはわからないけど。
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