ピリオド
総司さんの気持ち(心春side)
美術館巡りを終えた後、予約をしていた旅館に私と総司さんは行った。部屋に案内され、豪華な懐石料理の夕食を食べた後、温泉へ。
「ハァ……」
温泉を出て部屋へと戻った私は息を吐く。これから総司さんと話をする。彼は一体何を言うんだろう。
(恭子さんとの不倫関係について?)
気持ちがソワソワと落ち着かない。私が好きなのはジョンさんだ。今もジョンさんを思い出すだけで心が温かくなる。総司さんのことは好きじゃない。なのにどうして?
「すみません。遅くなってしまいました」
総司さんが部屋へと入ってくる。私は立ち上がり、「お茶を淹れます」と言った。二人分のお茶を淹れて椅子に座る。私の前に総司さんが座った。
「心春さん」
総司さんが私を真っ直ぐに見つめる。唇がゆっくりと動いた。
「僕は、あなたが好きです。あなたは僕の初恋の人なんです」
「えっ……」
予想していなかった言葉に少し驚く。気になったことを口にした。
「初恋というのは……」
「心春さんは覚えていないかもしれませんがーーー」
総司さんは顔を赤くしながら話し始める。実は幼い頃に会っていたなんて、そんなこと知らなかった。でも、私の気を引くための嘘とは思えない。
「ハァ……」
温泉を出て部屋へと戻った私は息を吐く。これから総司さんと話をする。彼は一体何を言うんだろう。
(恭子さんとの不倫関係について?)
気持ちがソワソワと落ち着かない。私が好きなのはジョンさんだ。今もジョンさんを思い出すだけで心が温かくなる。総司さんのことは好きじゃない。なのにどうして?
「すみません。遅くなってしまいました」
総司さんが部屋へと入ってくる。私は立ち上がり、「お茶を淹れます」と言った。二人分のお茶を淹れて椅子に座る。私の前に総司さんが座った。
「心春さん」
総司さんが私を真っ直ぐに見つめる。唇がゆっくりと動いた。
「僕は、あなたが好きです。あなたは僕の初恋の人なんです」
「えっ……」
予想していなかった言葉に少し驚く。気になったことを口にした。
「初恋というのは……」
「心春さんは覚えていないかもしれませんがーーー」
総司さんは顔を赤くしながら話し始める。実は幼い頃に会っていたなんて、そんなこと知らなかった。でも、私の気を引くための嘘とは思えない。