ピリオド
心春ちゃんの気持ち(総司side)
美術館巡りを終えた後、予約していた旅館へ心春ちゃんと向かう。夕食と温泉を済ませた後、僕の胸の中は過去一番と言っていいほど緊張に包まれていた。
(一体、何て言えばいいんだろう……)
こんなにも誰かを想うのは初めてだ。だからこそ言葉がうまく見つからない。でも言うしかない。心春ちゃんを振り向かせるには、まずはこの気持ちを伝えなくちゃ!
部屋に戻るとすでに心春ちゃんはいた。その顔に美術館にいた時のような笑みはない。でも、この心は心春ちゃんを好きだと言っている。
「すみません。遅くなってしまいましたね」
「お茶を淹れます」
僕が部屋に入ると同時に心春ちゃんは立ち上がり、二人分のお茶を用意して椅子に座る。心春ちゃんの前に僕も座った。
「心春さん」
緊張する。だけど、気持ちは言わなきゃ伝わらない。ゆっくりと口を動かして言葉を紡ぐ。
「僕は、あなたが好きです。あなたは僕の初恋の人なんです」
「えっ……」
心春ちゃんは当然だが驚いた顔をしていた。数十秒後、心春ちゃんが口を開く。
「初恋というのは……」
「心春さんは覚えていないかもしれませんがーーー」
純粋で結婚という意味すら知らなかったあの頃を思い出すと色んな感情が込み上げ、顔に熱が集まっていく。でも全てを話した。心春ちゃんは黙って話を聞いてくれた。
(一体、何て言えばいいんだろう……)
こんなにも誰かを想うのは初めてだ。だからこそ言葉がうまく見つからない。でも言うしかない。心春ちゃんを振り向かせるには、まずはこの気持ちを伝えなくちゃ!
部屋に戻るとすでに心春ちゃんはいた。その顔に美術館にいた時のような笑みはない。でも、この心は心春ちゃんを好きだと言っている。
「すみません。遅くなってしまいましたね」
「お茶を淹れます」
僕が部屋に入ると同時に心春ちゃんは立ち上がり、二人分のお茶を用意して椅子に座る。心春ちゃんの前に僕も座った。
「心春さん」
緊張する。だけど、気持ちは言わなきゃ伝わらない。ゆっくりと口を動かして言葉を紡ぐ。
「僕は、あなたが好きです。あなたは僕の初恋の人なんです」
「えっ……」
心春ちゃんは当然だが驚いた顔をしていた。数十秒後、心春ちゃんが口を開く。
「初恋というのは……」
「心春さんは覚えていないかもしれませんがーーー」
純粋で結婚という意味すら知らなかったあの頃を思い出すと色んな感情が込み上げ、顔に熱が集まっていく。でも全てを話した。心春ちゃんは黙って話を聞いてくれた。