ピリオド
もう一度、第一章を(心春side)
目覚まし時計の音で目が覚める。ぼんやりする頭で起き上がる。

「なんか、長い夢を見てた気がする……」

どんな夢かは覚えていないけど。ぼんやりしていると、一階からトリマーをしているお母さんの声が聞こえてきた。

「心春〜!今日から新しい学校でしょ?遅刻するわよ!」

「は〜い!起きてる〜!」

一気に頭が覚醒する。私は降谷心春。十五歳。会社員のお父さんの仕事の都合でこの街に引っ越し、今日から新しい高校に通う。

ブレザーに着替え、一階のリビングへ。お父さんとお母さんは朝ご飯を食べていた。

「おはよう」

「おはよう」

挨拶を交わし、私も朝ご飯を食べる。うん。おいしい。お母さんの作るご飯好きだ。

「心春、今日から新しい学校だな」

「うん。ちょっと緊張する」

お父さんに笑いかける。友達、できるかな。部活は何に入ろうかな。不安もあるけどちょっと新しい出会いに期待する自分もいる。

「この辺り、心春が通う学校の子結構住んでるみたいよ。見かけたことあるわ」

「そうなの?ちょっと安心したかも」

お母さんの情報に感謝しつつ、朝ご飯を食べて食器を洗う。身支度を整えて、学校指定の鞄を手に家を出た。
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