ピリオド
「行ってきま〜す!」

家を出てすぐ、私は足を止めた。目の前に同じ高校の男子生徒二人が立っている。一人は黒髪の真面目そうな人。もう一人は明るい茶髪の外国人だ。

(私、この二人を知ってる……)

初対面のはずなのに、何故かそう感じた。懐かしさが込み上げる。気が付けば、私の頰を涙が伝っていた。

(ヤバい!変な子だと思われてーーー)

二人に引かれていないか心配した。でもその心配は無用だった。だって二人の目からも涙が溢れている。初対面のはずなのに、涙が止まらない。

「ご、ごめんなさい!何でかわからないけど涙が止まらなくて!」

目を擦ろうとすると、「これ使って」と黒髪の男子がハンカチを渡してくれた。

「目、擦ると傷になっちゃうから」

「あ、ありがとう」

ハンカチで涙を拭く。すると外国人の男子に話しかけられた。

「もしかして君、転校生?」

「うん。そうだよ」

外国人の男子がニコリと笑う。

「俺、ジョン。ジョン・スタンフォード。生き物部の部長なんだ。よろしくね」

「生き物部の部長って……。部員、ジョンと僕しかいないじゃん。あっ、僕は椿総司。よろしくね」
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