black night -闇照らす姫巫女と黒王子-
城内の広間に行くと、国王様と王妃様、従兄弟のルイお兄様と2つ下のティアが椅子に腰掛け待っていた。
「遅くなり申し訳ございません」
深々と頭を下げる私を見て、国王様は穏やかに言った。
「かまわないよ。マリアが寝坊するなんて珍しいね」
「皆揃ったし食べようか」
国王様の一言に皆がたわいもない会話を楽しみながら朝食を摂る。
ちなみに…、
私は国王様と王妃様の実子ではない。
国王様はお父様の弟で私の叔父にあたる。
13年前のイエーナ城襲撃事件で両親を亡くした私を引き取ってくれたのである。