腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「だから、せっかく茜ちゃんが遊びに誘ってくれたのに、まさか途中で綾香が乱入して来るとは思わなくて、申し訳なく思ったってこと」

まさか美咲くんがそんなふうに思っていたなんて知らなかった。
私はバカだ。こんなふうに思わせてしまうくらいなら、もっと早く誘えばよかったんだ。

「それに誘うのが遅い。これでもずっと待ってたんだよ?お誘いのメッセージがくるの…」

「ごめん。次はもっと早く誘うよ」

たったの二週間のはずなのに、いつもよりとても長く感じた二週間だった。
なんだかその期間中、ずっと美咲くんのことを考えていたような気がする…。
今思えば、どう誘おうか迷いすぎてたと思う。友達なのだから、もっと気楽に誘えばよかったんだ。
こんなに待たせてしまったんだ。次の約束も私から誘おうと思う。今度はもっと早く…。

「次こそ早くお誘いがくるのを期待してる」

嬉しそうな笑顔をこちらに向けてくれた。私はこの笑顔を守ろうと決めた。
だから美咲くんに対して変な遠慮をするのはもう止める。
美咲くんは私にとって大切な友達だから、もっと信じて飛び込んでみようと思う。
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