腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「はい。ファン…です。お会いできて光栄です」

先生は笑顔をこちらに向けてくれた。それだけでもう一生追いかけ続けていきますと誓った。

「こちらこそ。お会いできて嬉しいよ。よかった。茜と話が合うお友達ができたみたいで」

そういえば、茜はBL話ができる人がいないって話していたことをふと思い出した。
あれ?でも幸子先生はBL漫画家だから、BLの話はできるはず…。

先生が忙しすぎて、全然会えないから最近、話せる人がいないって意味なのかな?
もしくは先生の存在を忘れていたとか?それはさすがにないか。

もしかしたら、先生に知り合いであることを口止めされている可能性もある。
だとしたら、こうして先生と知り合えたことは茜のお陰だし、感謝している。

しかし、理由をあれこれ考えてみるが、答えに辿りつかず、直接聞いてみることにした。

「それってどういう意味ですか?」

「私と茜って、いつも好きになるカップリングが逆カプになっちゃうから、商業BL以外を話すのははNGにしてるの。
一応、喧嘩防止のために…ね。あ!喧嘩は今まで一度もしたことはないからね?あくまで…だからね?」

つまり、二人は二次創作的なカップリングの話はNGだったということになる。
だから、茜はBL話をできる人がいないと言っていたのだと合点がいった。
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