腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「それじゃ、茜のことをよろしくお願いします」

この時、先生は俺だから任せてくれたのだと思った。
自惚れてるだけなのかもしれないが、それでもそう思うことにした。

「はい。俺に任せてください」

任せてもらえたからこそ、茜に見合う男になろうと決心した。

「茜、お待たせ。美咲くん借りちゃってごめんね」

「いえ。大丈夫です。とても嬉しそうな顔をしているので」

そんなに嬉しそうな顔をしているのか?!
それはきっと幸子先生に会えたことだけじゃないというのは、自分の胸の内に閉まっておくことにした。

「それなら良かった。茜もわざわざありがとうね。また早く会いたいな…」

しかし、茜ちゃんは目を逸らし、こう言った。

「…はい。いつか」

どうしても俺はその顔が引っかかってしまったのであった。

「うん、またね」

そして、先生はそのまま去ってしまった。
俺にはよく分からないが、二人の間には見えない溝があるような気がした。

「さてと、そろそろ綾香に終わったよって連絡しますかね」

敢えてその事について触れなかった。
なんだか触れてはならないような気がしたから。

「そうだね。そろそろ連絡してみますか」

スマホを開くと、既に綾香から連絡が着ていた。
どうやら俺らが連絡するより先に、用事が済んでいたみたいだ。
とりあえず、メッセージを開いてみた。
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