腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
美咲くんがイケメンを保つために、色々と頑張っているのだと知り、感動した。
イケメンも苦労が耐えないみたいだ。イケメンが故に人よりも見た目の変化が訪れた時、すぐに出てしまうからかもしれない。

「筋トレか…。私も頑張ろうかな…」

心做しか最近、お腹というか全体的にお肉が付いてきたかもしれない。
これは本格的に筋トレを始めた方がよさそうだ。

「茜は今のままでも大丈夫じゃないか?俺は今ぐらいの方が好き……」

美咲くんの顔が一気に真っ赤になっていった。
私のこと励ましてくれようとしているだけなのに、どうして顔を真っ赤にさせたのだろうか。
寧ろ真っ赤になるのは私の方だというのに…。

「ありがとう。そう言ってもらえて、まだ私も大丈夫だっていう自信が持てたよ」

「それならよかった…。茜の自信に繋がったみたいで」

自分のことように笑顔で喜ぶので、こちらの方が気恥ずかしくなってしまった。

「そんなことより、早く選んで買っちゃおうよ…」

「そうだな。さて、茜は俺にどんなのを選んでくれるのか楽しみだな」

この反応はわざと私をからかって楽しんでいるみたいだ。
まるで小学生の頃、好きな女の子をからかう男の子のように…。
なんだか美咲くんがいつもより意地悪な人に思えた。

「楽しみにしてて。今、選ぶから」

見ていた最中に話が脱線してしまったため、あまりじっくり見ることができなかった。
とにかく種類が増えたことしか分からなかったので、一通り見渡した。
そして、私は目についたものがあったので、それを手に取って、美咲くんに見せた。
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