腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
いつの間にか癖になるくらい、影響を与えていたことが嬉しかった。
初めて出会った時から、もう随分月日が流れ、一緒に過ごす時間も多くなってきた。
こんなに一緒に居れば、多少なりとも影響は受ける。
私も美咲くんからもらった影響が何かあるかもしれない。
それほどまでに、仲良くなれたという事実が、私はとても嬉しかった。

「ねぇ、せっかくだし、写真撮るリベンジしない?」

「リベンジ?どうやって?」

「まだ胃袋に余裕はある?」

「あるけど…それがどうかしたか?」

「せっかくだし、甘いものも食べない?そしたら、写真撮れるからさ。どう?」

「それいいな!よし、早く食べて甘いものを……」

美咲くんは甘いものには目がない。長く一緒に居て気づいた、私なりの美咲くん分析である。

「そんなに慌てて食べなくても、まだ時間はあるし、甘いものだって逃げないよ」

「わ、分かってるよ。でもちょっとテンションが上がっちゃっただけ…」

ちょっとどころの話ではない。かなりテンションが上がっていたと思うのだが…。
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