腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
いざお店の中へ足を進めると、店員さんが駆け寄ってきてくれて、席へ案内された。
見るからに高級レストランといった店内。あまりこういった雰囲気のお店に足を運ばないため、既に私はこの雰囲気に飲まれ、圧倒されてしまっていた。

「茜、何か食べたいものある?」

テーブルの上に置いてあるメニュー表に、一度目を通してみる。
しかし、こういったお店に慣れていないため、メニュー表を見てもよく分からなかったので、ここは美咲くんにお任せすることにした。

「ごめん。実はこういったお店にあまり慣れていなくて…。
だから、特にこれといって食べたいものがないので、美咲くんと同じもので大丈夫だよ」

「分かった。適当に注文するね」

美咲くんはすぐに店員さんに声をかけ、注文していた。
こういったお店でも怖気づかないで、堂々としている美咲くんに感心していた。

「すごいね…。こういうお店に来るの、慣れてるの?」

「いや、そんなに来たことないから、俺もあまり慣れてないよ。
たまに仕事の付き合いでこういう所に来るくらいかな」

いや、もうそれ充分、慣れている人では…?と心の中で呟いた。
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