腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「へぇー、そうなんだ。大変だね。いつもお仕事お疲れ様です」

「ありがとう。茜もいつもお疲れ様」

なんて話していたら、店員さんが飲み物を運んで来てくれた。

「お待たせ致しました、シャンパンでございます」

シャ、シャンパン……?!
まさかお酒が運ばれてくるとは思わなかった。

「ごめん。確認せずに勝手にお酒頼んじゃったけど、大丈夫かな?
嫌だったら、代わりのものを頼むから言ってね?」

この雰囲気に飲まれ、緊張していたので、寧ろお酒で助かった。
お酒を飲めば、少しは緊張が和らぐかもしれないから。

「ううん、全然大丈夫だよ。いただきます……」

一口、口に含んだ瞬間、旨みが一気に口の中へ広がっていった。
これってひょっとして、高いお酒なのでは?一杯幾らなんだろう?なんてことを考えていた。

「このシャンパン、すごく美味しいね…」

「…え?あ、うん…。すごく美味しいね」

あれ?美咲くんにはあまり美味しくなかったのかな?
もしくはこういった高いお酒は飲み慣れているとか?
一瞬、様子がおかしかったことが、とても気になってしまったが、ここは敢えて触れないでおくことにした。
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