腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした


           *


目を覚ましたら、朝を迎えていた。
ふと昨日のことを思い出す。昨日、私は美咲くんに告白されたのだと。
思い出すと、急に顔の熱が上昇した。恥ずかしい。
今までのように接しられる自信がない。きっとぎこちなくなってしまうに違いない。
どうやったら上手く対応できるのだろうか。恋愛ってまだまだ難しいなと思った。

「茜、おはよう。まだ眠い?」

綾香が様子を見に来た。私はスマホで時間を確認する。まだ朝の七時だ…。

「おはよう。ぐっすり眠れたので、目が冴えてます」

いつも仕事で朝早くに起きているので、朝早いのは苦ではない。
寧ろいつまでも寝ている方が綾香に迷惑をかけてしまうので、ある程度のところでお暇しようと思う。

「そっか。それじゃ起きて朝ご飯にしよっか」

「そうだね。そうします」

綾香と共に起き上がり、朝食を食べることにした。
すぐにキッチンへと向かった。朝食の準備をするために。

「昨日はありがとう。お礼に朝食の準備を手伝わせてほしいです」

一宿一飯の恩義だ。せめてものお礼はさせてほしい。親しい仲であったとしても。

「それじゃ手伝ってもらおうかな。目玉焼き作ってもらってもいい?」

目玉焼きなら作れる。お易い御用だ。

「いいよ。任せて」

綾香から卵を二個受け取り、フライパンに油を敷いて、その上に卵を二個割る。
綺麗に割れた卵は、目玉焼きとして上出来だ。
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