腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「事前に準備して持ってきたおまんじゅうとアクリルキーホルダーを出して、次に今日購入したグッズも用意して…」

トレーディング形式のグッズは推しを出すことができなかったが、ちゃんと選んで買える物もあったため、ちゃんと購入しておいた。
それらを適当に食べ物の周りに各々の好きなようにディスプレイしていくだけ。

「私はこんな感じかな。美咲くんも自分の好きなようにグッズを並べてみるといいと思うよ」

最後の仕上げに今日のコースターも並べた。これで私は完成だ。

「こんなふうに並べてみて、何枚か写真を撮ってみたりしながら、配置換えをしてみたり、グッズの数を減らしたり増やしてみたりする感じかな。
とりあえず、今のを試しに撮ってみるから、あとで見せるね」

自分なりになんとか説明することができた。こういう時、語彙力って大切だなと実感させられたのであった。

「分かった。俺もやってみる」

早速、私達は撮影会を開始した。
隣で美咲くんが四苦八苦しながらグッズを並べてみてはスマートフォンのカメラで撮影している。
私は何枚か撮影し、満足のいくものが撮影できたので、一旦終了することにした。
隣で美咲くんが撮影している姿を横目で見ていた。一生懸命撮影する姿に心が癒された。

「え?何?俺、どこか変?」

私の視線に気づいたらしく、こちらの様子を怪訝そうに伺っている。
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