腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
今度こそ素直に受け止めることにした。これは美咲のご好意なのだから、私の気持ちなんて二の次でいいんだ。

「いえいえ。また何かあればいつでも話を聞くので」

きっとこの気持ちは、元カノの綾香さんに負けたくはないという気持ちがどこかにあるのかもしれないと思った。

「それはもちろん、これからもよろしくお願いします」

私の方が美咲くんのことを知っていると思いたいのかもしれない。
こんな気持ちは初めてで、正直、こんな自分に戸惑いを隠せなかった。

「こちらこそ、よろしくお願いします」

なんだか雰囲気に飲まれて、お互いに畏まってしまった。
どうにかしてこの空気を打破するためにも、話が落ち着いてきたこのタイミングでコラボドリンクを注文することを提案してみることにした。

「あの…そろそろコラボドリンク、注文してみない?」

「そうだな。頼んでみるか」

メニューを見てみる。ここでもやはりキャラクター個々のメニューはなく、グループ事にイメージされたドリンクとなっていた。
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