腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
私にもいつか自分の趣味を受け入れてくれる人が現れるのかな…?
こんな時、ふと元彼の存在を思い出す。元彼は私が腐女子だと知っても、嫌悪感を抱かないでいてくれた。私の趣味を受け入れた上で優しくしてくれた。

彼とは大学で知り合い、お付き合いを始めた。
大学を卒業をして、それぞれ別の会社に就職した。なかなか休みが合わず、段々すれ違うようになり、別れてしまった。

今思えば、逃した魚は大きかったというわけだが…。
今となっては良い思い出だ。きっと良い男だから、既に新しい彼女でもいるに違いない。
いてくれたら嬉しいという願望も入っている。
彼には幸せになってほしい。彼が幸せなら私も嬉しい。

美咲くんはまだ元カノさんとの過去に囚われているのかもしれない。
それは元カノさんも同じかもしれない。なんだか向こうにも事情があるような気がした。
一瞬だけ見せたあの表情が忘れられない。
本当に腐男子が嫌いで別れたのだとしたら、普通は声なんてかけたくないくらい、忘れたい過去なはずだから、わざわざ声をかけてくる理由がない。

ということはつまり、向こうがまだ美咲くんのことを忘れていないということは確実だ。
美咲くんは別の意味で忘れられていないみたいだが…。
そりゃ腐男子だから無理なんて言われたら、一生忘れられないトラウマを植え付けられるに決まっている。
ましてや非ヲタに言われるならまだしも、ヲタク女子に言われたらトラウマになるな…。
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