妹に代わり泉に身を投げた私、湖底の街で愛を知る 〜虐げられた私が幸せを築くまで〜
第11話 水色の石
屋台のおじ様と別れた後、私たちは街をゆっくり見てまわった。
街には屋台以外にも沢山の店があり、野菜を売っている八百屋、魚を扱っている魚屋、日常品を扱っている万屋……街中を見たことなかった私は、次々に目が移ろっていく。
見るもの見るものが初めてだった。道行く人が笑顔で通り過ぎていくのを見て、アダン様のお力の凄さを知る。
しばらくすると装飾品の場所へとやってくる。ここは普段使いができるような首飾りや腕輪が売られていた。
装飾品といえば、継母や異母妹が大きな宝石のついた首飾りを私に見せびらかしてきたこともあるけれど……あまり興味が沸かなかった覚えがある。
むしろ私個人としては、控えめな印象であるが可愛らしいこちらの装飾の方が好みかな……そう思っていたところで、私はある商品に目を奪われた。
それは淡い桃色の貝が使われている首飾りだ。まるで貝の中に隠されてるかのように、水色の石が添えられている。
その石は彼の瞳の色と同じだった。だから目に飛び込んできたのかもしれない。
手を伸ばそうとして、私はすぐに引っ込める。購入しようとしても硬貨を持っていないことを思い出したからだ。慌てて周囲を見回すけれど、ノアとアダン様は遠くで店内を見ているので、気づかれていないだろう。
ほっと胸を撫で下ろしていると、ノアに声を掛けられる。
「エーヴァ、どうしたの?」
「……いいえ、なんでもありませんわ」
微笑んでから私はノアの元へ行く。そしてまた楽しく店の中を見学したのだった。
街には屋台以外にも沢山の店があり、野菜を売っている八百屋、魚を扱っている魚屋、日常品を扱っている万屋……街中を見たことなかった私は、次々に目が移ろっていく。
見るもの見るものが初めてだった。道行く人が笑顔で通り過ぎていくのを見て、アダン様のお力の凄さを知る。
しばらくすると装飾品の場所へとやってくる。ここは普段使いができるような首飾りや腕輪が売られていた。
装飾品といえば、継母や異母妹が大きな宝石のついた首飾りを私に見せびらかしてきたこともあるけれど……あまり興味が沸かなかった覚えがある。
むしろ私個人としては、控えめな印象であるが可愛らしいこちらの装飾の方が好みかな……そう思っていたところで、私はある商品に目を奪われた。
それは淡い桃色の貝が使われている首飾りだ。まるで貝の中に隠されてるかのように、水色の石が添えられている。
その石は彼の瞳の色と同じだった。だから目に飛び込んできたのかもしれない。
手を伸ばそうとして、私はすぐに引っ込める。購入しようとしても硬貨を持っていないことを思い出したからだ。慌てて周囲を見回すけれど、ノアとアダン様は遠くで店内を見ているので、気づかれていないだろう。
ほっと胸を撫で下ろしていると、ノアに声を掛けられる。
「エーヴァ、どうしたの?」
「……いいえ、なんでもありませんわ」
微笑んでから私はノアの元へ行く。そしてまた楽しく店の中を見学したのだった。